研究課題/領域番号 |
16H04658
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経生理学・神経科学一般
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研究機関 | 杏林大学 |
研究代表者 |
粟崎 健 杏林大学, 医学部, 教授 (60359669)
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研究分担者 |
加藤 健太郎 杏林大学, 医学部, 講師 (30733068)
平井 和之 杏林大学, 医学部, 講師 (70597335)
佐藤 玄 杏林大学, 医学部, 講師 (70301299)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
16,250千円 (直接経費: 12,500千円、間接経費: 3,750千円)
2019年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2016年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
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キーワード | キイロショウジョウバエ / 脳神経 / 幹細胞 / 進化 / ショウジョウバエ / 脳神経細胞 / 神経幹細胞 / クローン解析 / 細胞系譜 / 神経科学 / 発生遺伝学 / 神経回路 / 神経発生 / 脳神経回路 / 脳 / 脳・神経 / 発生・分化 / 遺伝子 |
研究成果の概要 |
動物種間における脳の構造の違いは、本能行動をはじめとする様々な脳機能の種間の違いを生み出すと考えられる。異種間における脳構造の違いがどのように生じているのか、これを分子・細胞学レベルで理解するために、モデル生物であるキイロショウジョウバエとその近縁種の脳構造と脳発生の比較によりこれを解析した。その結果、脳組織の発生を通して発現パターンが保存されている遺伝子群と発現パターンが全く異なる遺伝子群を明らかにすることができた。また、近縁種間における脳構造は全体としては類似しているがその微細構造に多様性があることが明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
突然変異と自然選択によるゲノムの多様化が、多様な動物の形態から行動までを作り上げたことは疑いもない事実である。しかしながら、多様な動物の行動を支配する脳がどのように進化してきたのか?これを遺伝子レベルで解明するには至っていない。詳細に遺伝子レベルでの研究のためのモデル系として、わたしたちはショウジョウバエ近縁種の脳構造の違いとその発生プログラムの違いに着目して研究を行い、新たに種間で発現パターンの異なる遺伝子群、即ち脳発生プログラムの違いを生み出す候補遺伝子群の同定に成功した。
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