研究課題/領域番号 |
16H04744
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
分子生物学
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研究機関 | 公益財団法人がん研究会 (2017-2018) 熊本大学 (2016) |
研究代表者 |
斉藤 典子 公益財団法人がん研究会, がん研究所 がん生物部, 部長 (40398235)
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研究協力者 |
山本 達郎
坂本 智代美
立和名 博昭
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2018年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2017年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2016年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
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キーワード | 非コードRNA / クロマチン / 細胞核 / 乳がん / クロマチンドメイン / 核内非コードRNA / ESR1 / RNA / 核内構造 / レスベラトロール |
研究成果の概要 |
乳がんのおよそ70%はエストロゲン受容体(ER)を発現するER陽性型で、その増殖は女性ホルモンであるエストロゲンに依存する。よって抗エストロゲン剤を用いた治療が効果的である。しかし治療が長期にわたると、高い頻度で難治性再発乳がんとなることが大きな問題である。本研究では、再発乳がんのモデル細胞系を用いて、タンパク質に翻訳されない非コードRNAエレノアが、ERをコードする遺伝子ESR1の遺伝子の制御を巨大クロマチンドメインの形成を介して行う新しい分子機序を見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
遺伝子の発現制御はほぼ全ての生命現象に重要で、その異常はがんを含む疾患に深く関わる。本研究成果では、乳がんに重要なESR1遺伝子の発現が非コードRNAエレノアによるクロマチンドメインの制御を介して行われるという、学術的に新しい知見を得られた。また、非コードRNAを標的とする再発乳がんの診断や治療への道筋をつける成果を得た。
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