研究課題/領域番号 |
16H04751
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
構造生物化学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
藤橋 雅宏 京都大学, 理学研究科, 助教 (10397581)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2018年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2016年度: 9,360千円 (直接経費: 7,200千円、間接経費: 2,160千円)
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キーワード | 酵素 / X線結晶構造解析 / 結晶構造 / プロトン化状態 / 酵素反応 / 構造生物学 / タンパク質 / 結晶構造解析 / 基質の歪み / オロチジン一リン酸脱炭酸酵素 |
研究成果の概要 |
酵素基質複合体の不安定化の詳細を解析するために、X線による結晶の損傷の影響を避けた上で、高分解能でX線結晶構造解析を行うための基盤を構築した。はじめに従来の数倍のスケールでの試料調製を可能にした。続いて題材酵素であるオロチジン一リン酸脱炭酸酵素(ODCase)の複数の結晶型のうち、解析に最も適したものを特定し、その調製法を確立した。また、結晶の吸収線量と酵素内部構造の損傷の関係を解析し、最高で0.99Å分解能のX線回折データを得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
酵素基質複合体の不安定化は、理論的には全ての酵素が利用可能な機構であるにもかかわらず、実験的な解析例はほとんど無い。また、酵素と基質の間には引力が働くと考えるのが常識であり、静電的な反発が活性に関わるとの報告は存在しない。本研究はこのように、理論的に可能でありながら、これまでに報告例のない機構の解明を目指して、これに必要な試料の調製方法の確立、データ取得手法の検討、ならびにデータ取得などを行った。
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