研究課題/領域番号 |
16H04834
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物多様性・分類
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
Reimer J・D 琉球大学, 理学部, 准教授 (20452956)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
13,130千円 (直接経費: 10,100千円、間接経費: 3,030千円)
2018年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2016年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
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キーワード | holobiont / coral reef / symbiont / Zoantharia / evolution / biodiversity / Symbiodinium / biogeography / Anthozoa / スナギンチャク類 / 共生 / 進化 / 共進化 / 褐虫藻 / 種多様性 / 共進会 |
研究成果の概要 |
本研究では、野外調査を世界規模で行った。また、博物館所蔵標本の分子情報を得て解析に用いた。これまでの解析結果により、大西洋中央部と東部の詳細な種リストが作成され、それに伴い新たな多様性パターンが明らかになった。インド太平洋と大西洋における短膜亜目スナギンチャク類の姉妹種は関係する共生者を共有していたことが明らかになり、共進化が示唆された。この多様性パターンは他の海洋底生生物とは異なり、パナマ地峡の閉鎖によって生み出されたことが考えられた。短膜亜目スナギンチャク類のジェネラリスト的性質は、分布を拡大することを可能とし、現在の宿主および共生者の多様性パターンが生み出されたことが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果から、インド太平洋と大西洋における短膜亜目スナギンチャク類の姉妹種は関係する共生者を共有していたことが明らかになり、共進化が示唆された。この多様性パターンは他の海洋底生生物とは異なり、パナマ地峡の閉鎖によって生み出されたことが考えられた。短膜亜目スナギンチャク類のジェネラリスト的性質は、分布を拡大することを可能とし、その結果として、現在の宿主および共生者の多様性パターンが生み出されたことが示唆された。 本研究により、重要視されていなかった分類群を調査することは、海洋生物地理学に関する理解をより深めることに繋がることを示した。
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