研究課題/領域番号 |
16H04868
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
作物生産科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
上野 修 九州大学, 農学研究院, 教授 (70414886)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
16,120千円 (直接経費: 12,400千円、間接経費: 3,720千円)
2018年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2016年度: 9,100千円 (直接経費: 7,000千円、間接経費: 2,100千円)
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キーワード | C4作物 / トウモロコシ / 弱光順応 / 弱光適応 / 葉構造 / 個葉光合成 / 個体群光合成 / 耐陰性C4植物 / C4植物 / 光合成 / イネ科 / 維管束 / 葉 / C4植物 / 光環境 / 順応 / 植物生産生理学 / 個体群 / 光環境順応 / イネ科C4作物 / 群落 / 光順応 / 陰性環境 / 作物生産生理学 |
研究成果の概要 |
作物個体群の上層部と下層部では光環境が大きく異なる。イネ科C4作物のトウモロコシ個体群における光合成の光順応機構を明らかにするために、遮光実験により誘導した陽性陰性葉の光合成特性の反応、個体群下位葉の弱光順応、および葉層別光合成量を調査した。個体群の成長に伴い光環境が大きく変わる下位葉は、光環境への独特な再順応を行うことを明らかにした。また、トウモロコシ個体群では、かなりの葉が弱光に曝されているが、個体群全体の光合成に対して少なからず寄与していることを示した。一方、耐陰性イネ科C4植物は、葉の光合成特性や形態を弱光に適応させていることを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
作物の光合成特性を圃場レベルで明らかにすることは農業上重要である。本研究は、圃場で個体群として栽培されるイネ科C4作物のトウモロコシについて、その光合成の実態を葉の置かれている光環境に着目して解明しようとするものである。また、強光を好むとされるC4植物の中にも陰性環境に適応したものがあり、これらの植物の光合成特性を明らかにすることは、C4作物の個体群光合成を改善していく上で重要な糸口となりうる。
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