研究課題/領域番号 |
16H05026
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
獣医学
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研究機関 | 帯広畜産大学 |
研究代表者 |
福本 晋也 帯広畜産大学, 原虫病研究センター, 准教授 (50376422)
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研究分担者 |
菅沼 啓輔 帯広畜産大学, 畜産学部, 助教 (60772184)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2018年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2017年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2016年度: 7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
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キーワード | ベクター / マラリア原虫 / マラリア / ハマダラカ / 感染症 |
研究成果の概要 |
本研究においてマラリア原虫の哺乳動物宿主-ベクター昆虫間の双方向性宿主移動に関わる遺伝子の同定に成功した。これは生殖母体産生能、唾液腺スポロゾイト形成能と感染能の低下によることが明らかとなった。この遺伝子の欠損はマラリア原虫生ワクチン開発に高い有用性を示すことが明らかになった。このほかにも2つの宿主移動関連遺伝子を表現型ベースで同定することができた。さらには新規の齧歯類マラリア原虫多重変異体作製法の開発に成功した。これらの研究成果の今後のさらなる発展によりマラリアを含むベクター媒介性感染症制御に繋がることが期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、マラリア原虫の昆虫と哺乳動物の移り変わりを両方向的に制御する遺伝子の同定に成功した。1遺伝子が双方向性の宿主移動を高いレベルで制御していることはマラリアの制御につながる学術的に重要な知見である。また、齧歯類マラリア原虫の実用的な多重変異体作製法の開発がなされたことを極めて学術的意義が大きい。さらに、遺伝子改変によるマラリア原虫感染防御生ワクチンの可能性を示すことができ、この結果は極めて社会的意義が高いものと考えられる。
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