研究課題/領域番号 |
16H05096
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
天然資源系薬学
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研究機関 | 東邦大学 |
研究代表者 |
根本 清光 東邦大学, 薬学部, 教授 (90189366)
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研究分担者 |
菅野 裕一朗 東邦大学, 薬学部, 講師 (40453849)
佐藤 忠章 国際医療福祉大学, 薬学部, 准教授 (80287549)
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研究協力者 |
大泉 康
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2018年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2017年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2016年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
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キーワード | 脳神経疾患 / 認知症 / アルツハイマー病 / 神経科学 / 農林水産物 / 疾患予防 / 遺伝子発現 / 疾患モデル動物 / 発現制御 / 遺伝子発現解析 / 痴呆 / マイクロアレイ |
研究成果の概要 |
柑橘類果皮成分ノビレチンは、特定の遺伝子・タンパク質の発現・活性を制御することで神経分化を促進すること、アルツハイマー型認知症の病理的特徴である酸化ストレスや小胞体ストレスを増悪化させるチオレドキシン相互作用タンパク質(TXNIP)の発現を顕著に低下させることを明らかにするとともに、その低下作用の機序の一部を明らかとした。しかし、認知症モデルマウスに対して低用量のノビレチンを長期間経口投与したが、認知症予防効果を示すことができなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で得られた研究成果は、ノビレチンおよびノビレチンを高含有する柑橘類果皮エキスの認知症改善・予防への活用につながる科学的エビデンスとなるのみならず、本研究で挙げたタンパク質や遺伝子は、認知症改善や予防の分子標的となり得ると思われる。したがって、これら分子標的を活用することにより、ノビレチン以外の食品成分や医薬品の認知症改善・予防への応用につながるものと考える。
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