研究課題
基盤研究(B)
一酸化窒素(NO)は重要な生体因子であるが、不安定で扱いにくい。我々はケージド化合物の有用性に着目し、NOとその関連生体因子のケージド化合物を開発してきた。本研究では、これまでの成果に基づき、in vivo応用に適した新たなNOのケージド化合物を開発した。これまでに開発したN-ニトロアミノフェノール型ケージドNOの色素を変換して黄緑色光応答性ケージドNOを開発し、ex vivo応用可能であることを示した。また、ケージドNOをポリマー製ナノ粒子に封入し、ケージドNOのナノ粒子化に成功した。さらにSi-ローダミン色素を利用して赤色応答性ケージドNOを開発しex vivo応用できることを示した。
本研究では種々のケージドNOの開発に成功し、実際に生物実験系で応用可能であることを示した。これらの化合物をさらに精査することで、NOの生理作用(血管拡張やがん細胞抑制)を利用した治療研究への応用が期待される。
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