研究課題
基盤研究(B)
がん細胞を題材に、TGF-βによる多様な細胞応答を可能にするSmad cofactorの研究を行った。マウス乳がん細胞でTGF-βの抗アポトーシス作用に関与するSmad cofactorとしてOlig1を同定した。また、がん細胞で機能するSmad cofactorの系統的な探索法を開発し、2つの新規Smad cofactorを同定した。さらに、SmadとSmad cofactorの協調作用に依存した転写活性化の必要条件を明らかにした。
TGF-βの多様な作用の一部のみを選択的に抑制する次世代のTGF-β阻害薬開発のためには、個々の作用に密接に結びついたSmad cofactorを同定し、その機能の発現メカニズムを明らかにする必要がある。本研究では新規Smad cofactorの探索法を開発するとともに、Smad cofactorの作用を効率的にブロックする手法を開発するための基礎として、SmadとSmad cofactorによる協調的な転写活性化の必要条件を明らかにした。
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すべて 学会発表 (9件) (うち国際学会 5件、 招待講演 5件) 備考 (2件)
https://www.med.yamanashi.ac.jp/basic/bioche02/bioch2.html
http://www.med.yamanashi.ac.jp/basic/bioche02/