研究課題/領域番号 |
16H05277
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
内科学一般(含心身医学)
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
樂木 宏実 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (20252679)
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研究分担者 |
杉本 研 大阪大学, 医学系研究科, 講師 (20437403)
山崎 誠 大阪大学, 医学系研究科, 准教授 (50444518)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
14,170千円 (直接経費: 10,900千円、間接経費: 3,270千円)
2018年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2017年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2016年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
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キーワード | 高齢癌患者 / フレイル / 術前評価 / レジスタンス運動 / サルコペニア / マイオカイン / 身体トレーニング |
研究成果の概要 |
フレイル高齢癌患者を対象に術前の運動・栄養介入の術後合併症・予後に対する影響を検討する臨床試験では、術後合併症への影響は明らかではないものの介入群で対照群より身体機能(と精神機能(うつ、意欲)が維持されていることが示された。癌悪液質に対する運動の効果を検討した基礎実験では、低強度運動により筋萎縮、筋力低下が抑制され、筋組織低酸素状態の改善が寄与していることが示された。高齢癌患者に対する術前の適度な運動と栄養補充は、身体機能のみならず精神機能の維持を介して術後予後改善に寄与する可能性がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
癌術後の合併症の発症や予後の悪化にかかわるフレイルを示す高齢者に対して、術前にフレイルの改善につながる運動とアミノ酸補充を短期間行うことにより、術前後の身体機能や精神状態(うつ、意欲)が改善することが臨床・基礎の両面から示され、長期予後の改善にも寄与することが期待される。本研究成果は、高齢癌術前介入の標準化によるフレイル高齢者に対する手術適応の拡大と予後改善に貢献すると考えられる。
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