研究課題/領域番号 |
16H05445
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
本間 雅 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (60401072)
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研究分担者 |
鈴木 洋史 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (80206523)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2016年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
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キーワード | シグナル伝達 / 骨代謝 / 発生・分化 / RANKL / Wnt / Frizzled / 発生分化 |
研究成果の概要 |
RANKL逆シグナル経路は、in vitroで骨芽細胞分化の促進作用が明らかになっており、Wntシグナル古典経路は、in vivoでも骨芽細胞分化の促進作用が明らかになっていた。しかし、Wnt非古典経路の影響や、RANKL 逆シグナル経路との相互作用など、不明な点は多く残されている。本研究では、RANKL逆シグナル経路がin vivoでも、骨芽細胞分化を促進し、骨吸収抑制と骨形成維持を両立させる、新規創薬標的になり得ることを示した。また、Wnt下流4経路の活性化パターンを、網羅的に測定する手法が完成した。さらに、Wnt/Ca経路は、細胞表面上Caチャネルとの共役が必須である可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
RANKL逆シグナル経路が、生体レベルでは骨吸収と骨形成の共役機構の一部として機能している、と言う仮説をサポートする結果が得られると共に、骨粗鬆症などの骨破壊疾患に対する新たな創薬標的になり得ることを示し、臨床的・医学的に意義の大きい成果が得られた。また、非常に複雑なWntシグナル経路の活性化パターンを定量的に評価する手法を確立し、非古典経路の一部であるCa経路の活性化機構に関して、新規の知見が得られ、生物学的にも意義の大きい成果が得られたと考えている。
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