研究課題/領域番号 |
16H05455
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
佐藤 正人 東海大学, 医学部, 教授 (10056335)
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研究分担者 |
豊田 恵利子 東海大学, 医学部, 特定研究員 (90749269)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2018年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2017年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2016年度: 7,930千円 (直接経費: 6,100千円、間接経費: 1,830千円)
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キーワード | タンパク質 / miRNA / マイクロアレイ解析 / 細胞シート / 再生医学 / マイクロアレイ / 蛋白質 |
研究成果の概要 |
軟骨細胞シートが硝子軟骨を再生させるメカニズムと軟骨同化作用に寄与する因子の探索を行い、培養条件の異なる軟骨細胞シートで軟骨修復作用と連動して変動する因子をタンパク質解析(SOMAscan)で26因子同定した。修復作用が低下する細胞シート作製条件下での遺伝子発現、産生量の変化等を解析し、Wntシグナル抑制因子、炎症反応制御因子、増殖因子で、軟骨修復作用と相関した変化を示すものを確認した。また、培養上清中のエクソソーム中のmiRNAをマイクロアレイで解析し、軟骨修復作用と連動して変動するmiRNAを抽出した。RT-PCRによる検証から4つのmiRNAが軟骨修復作用と連動することを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
軟骨細胞シートは、損傷した軟骨からのプロテオグリカンの流出の阻止や、関節液中の軟骨分解因子からの軟骨の保護に働き、軟骨成長因子の持続的な供給や、軟骨下骨から誘導される骨髄由来幹細胞に対する軟骨分化促進イニシエーターとしての機能等を介して軟骨修復を促進していると考えられるが、これらの作用にかかわる因子やメカニズムについては不明な点も多い。 自然には修復しない関節軟骨の再生に有用な因子の一端を明らかにした本研究成果は、軟骨細胞シートが軟骨修復を促進するメカニズムの解明に繋がるものである。
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