研究課題/領域番号 |
16H05465
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
泌尿器科学
|
研究機関 | 愛知医科大学 |
研究代表者 |
小林 孝彰 愛知医科大学, 医学部, 教授 (70314010)
|
研究分担者 |
岩崎 研太 愛知医科大学, 医学部, 准教授 (10508881)
三輪 祐子 愛知医科大学, 医学部, 助教 (90572941)
丸山 彰一 名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (10362253)
堀見 孔星 愛知医科大学, 医学部, 助教 (30634159)
松岡 裕 愛知医科大学, 医学部, 助教 (20714869)
鈴木 啓介 愛知医科大学, 医学部, 講師 (80387795)
|
研究協力者 |
野田 貴幸
前仲 亮宏
野畑 宏信
岡田 学
山本 貴之
友杉 俊英
奥村 真衣
猪子 英俊
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2018年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2017年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2016年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
|
キーワード | 移植・再生医療 / 腎移植 / 慢性抗体関連型拒絶反応 / 先制医療 / マイクロアレイ / シグナル伝達 / 先生医療 |
研究成果の概要 |
腎移植後の長期生着を妨げる要因として、ドナーHLAに対する抗体(DSA)産生による慢性抗体関連型拒絶反応がある。発症すれば難治性であり移植腎機能は廃絶する。DSAの産生を予防すること(予防医療)、早期に診断し対応すること(先制医療)が重要である。本研究では、免疫抑制療法の個別化(最適化)に、T細胞(CD4, CD8), B細胞をターゲットとした薬力学解析、HLA epitope解析が有用であり、血液中のメッセンジャー、マイクロRNA,グラフト由来のDNAを検出することで早期診断が可能となること、シグナル伝達解析により移植腎グラフトの傷害抵抗性を薬剤などで獲得する可能性があることを見出した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国民成人の8人に1人が慢性腎臓病といわれ、年間4万人以上が末期腎不全となっている。末期腎不全の治療として世界では、腎移植が最良の治療とされているが、わが国ではドナー不足のため腎代替療法を必要とする患者の90%以上が血液透析を選択している。患者の生命予後、QOLそして医療経済を考えれば、透析医療から移植医療へのシフトが不可欠である。本研究では、慢性拒絶反応を防止するための予防、先制治療の可能性が示され、移植医療の課題となっている長期成績の改善につながる有意義な所見が得られた。
|