研究課題/領域番号 |
16H05498
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
救急医学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
小倉 裕司 大阪大学, 医学系研究科, 准教授 (70301265)
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研究分担者 |
吉矢 和久 大阪大学, 医学部附属病院, 助教 (40379201)
嶋津 岳士 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (50196474)
入澤 太郎 大阪大学, 医学部附属病院, 助教 (50379202)
清水 健太郎 大阪大学, 医学部附属病院, 助教 (60379203)
新谷 歩 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 教授 (00724395)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2018年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2017年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2016年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
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キーワード | 全身性炎症反応 / 臓器障害 / 若返り因子 / GDF11 / 再生医療 / 幹細胞 / 細胞移植 / 骨髄単核球細胞 / 侵襲 / 再生 / 長寿 / 敗血症 / 幹細胞移植 / 救急医学 / 炎症 / adiponectin / 免疫 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、全身性炎症反応に対する新たな制御法として、(1)新規若返り因子GDF(growth differentiation factor)11の有効性を評価すること、(2)骨髄由来各種幹細胞移植のメカニズムをさらに検討することであった。(1)敗血症モデルに対して、GDF11の投与を行ったが、生存率の有意な改善は得られなかった。(2)外傷(クラッシュ症候群)と熱中症の2つの急性期全身炎症モデルにおいて、骨髄由来単核球細胞 (BMMNCs)移植の有効性を検討した結果、BMMNCs移植は、過剰な炎症反応を有意に抑制し、血管内皮傷害・臓器障害や生命予後を著明に改善する可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
全身性炎症反応は、種々の過大侵襲により引き起こされ、しばしば制御困難となる。本研究では、急性期全身炎症反応に対する新規若返り因子GDF11および骨髄単核球細胞移植の効果を評価した。本研究結果をもとに将来的には侵襲に伴う様々な全身性炎症反応患者への有効な細胞移植治療が確立でき、さらなる臨床応用につながれば、急性期重症病態患者、およびその家族の病苦を劇的に軽減し、医療経済の面でも社会に貢献することができる。
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