研究課題/領域番号 |
16H05628
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
環境材料・リサイクル
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研究機関 | 龍谷大学 |
研究代表者 |
奥田 哲士 龍谷大学, 理工学部, 准教授 (60343290)
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研究協力者 |
アリ エマン ノリ マレーシア・パハン大学
三戸 正敏 The MitoMasa co. ltd
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
16,770千円 (直接経費: 12,900千円、間接経費: 3,870千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2016年度: 11,310千円 (直接経費: 8,700千円、間接経費: 2,610千円)
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キーワード | 凝集剤 / 種子 / 浄水汚泥 / 水質 / 精製 / 抽出 / 肥料 / モリンガ / 凝集 / 汚泥 / ゲル化 / 栽培 / 上水汚泥 / 栄養素 / 栽培試験 / リン / 環境技術 / 植物 / 循環型 / 水資源 / 土木環境システム / 抽出方法 / 前洗浄 / 残留有機物質 / リサイクル / 循環型社会 |
研究成果の概要 |
Moringaの種子から水処理で用いる事のできる凝集活性性分を抽出する際に、能力の低下はほとんど起こさず、残留有機物質、すなわち夾雑物をほとんど残さない液(モリンガ凝集剤)を得る方法、さらに活性性分をゲル化して精製、回収する方法を開発できた。加えてマレーシアでの栽培試験や実際の河川水から作成した汚泥を用いた栽培試験により、開発凝集剤を用いた発生土の園芸土・農地土壌としての評価(草体の草丈、重さ、土壌に含まれる可給態リン酸量、土壌・植物に含まれるリン、アルミニウム濃度など)から、汚泥の植物への有害性は低く、肥料効率が良い可能性が示唆され、モリンガ凝集剤による汚泥のリサイクル性を確認できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
モリンガ凝集剤の能力や機能の増加とコスト減を行なえ、実用化が検討できるレベルの前処理法、精製方法や条件を見いだせたと考える。これは最適な精製法によって得た凝集剤中の不純物の低減と凝集能の評価によるものであるが、ここでは汚泥のリサイクル性という付加価値についても検討し、熱帯植物Moring oleiferaが自生可能な熱帯地方では上水処理を完全に循環型化するのに必要な、モリンガ汚泥の肥料的な性質や実際の生育データを栽培試験より得る事ができた。これらにより凝集能力および肥料的な性能に関連する基礎的な情報を得ることができ、持続可能な循環型社会を達成する為の基礎を構築できた。
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