研究課題/領域番号 |
16H05763
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
生物多様性・分類
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
田村 実 京都大学, 理学研究科, 教授 (20227292)
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研究分担者 |
布施 静香 京都大学, 理学研究科, 准教授 (30344386)
高山 浩司 京都大学, 理学研究科, 准教授 (60647478)
池田 博 東京大学, 総合研究博物館, 准教授 (30299177)
藤川 和美 公益財団法人高知県牧野記念財団, その他部局等, 研究員 (60373536)
米倉 浩司 一般財団法人沖縄美ら島財団(総合研究センター), 総合研究センター 植物研究室, 研究員(専門) (00302084)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
16,640千円 (直接経費: 12,800千円、間接経費: 3,840千円)
2020年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2019年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2016年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
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キーワード | 単子葉植物 / 熱帯植物 / 系統解析 / 分類体系 / 植物の種多様性 / 植物の南北移動史 / 分類学 / 植物 |
研究成果の概要 |
植物の種多様性の解析については、特に単子葉植物の科や属(ツユクサ科やヤマノイモ属など)を中心に研究し、分類群の実体を明らかにして、必要に応じて分類体系を改変した。 植物の南北移動史の解析については、クラ地峡の生物学的重要性が再確認された。例えば、葉緑体系統樹では、Peliosanthes属(クサスギカズラ科)の各種は、形態的類似に関わらず、クラ地峡を挟んで北の種の系統と南の種の系統に例外なく分かれる一方、核系統樹では必ずしもそうならないことを見出した。クラ地峡を挟んで過去に何が起こったのか、慎重に検討する必要がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
熱帯に分布中心をもつツユクサ科やヤマノイモ属などの分類は,同定の難しさもあり,これまで十分に分子系統解析の側面から再検討されてこなかったが,本研究は,これらの植物の分子系統解析に基づいた新しい分類体系を設立したことにより,植物系統分類学並びに熱帯植物学の分野に大きく貢献した。 また,高い種多様性を包含する熱帯植物の生物多様性の解析を前進させたことにより,地球規模の植物保全に関する基礎データを蓄積したという観点から,社会的意義も大きい。
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