研究課題/領域番号 |
16H05788
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
森林科学
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研究機関 | 和歌山大学 |
研究代表者 |
中島 敦司 和歌山大学, システム工学部, 教授 (90283960)
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研究分担者 |
橘 隆一 東京農業大学, 地域環境科学部, 教授 (20432297)
吉川 賢 岡山大学, 地域総合研究センター, 特命教授 (50166922)
小見山 章 岐阜大学, 応用生物科学部, フェロー (60135184)
谷口 真吾 琉球大学, 農学部, 教授 (80444909)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
16,120千円 (直接経費: 12,400千円、間接経費: 3,720千円)
2019年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2017年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2016年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
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キーワード | マングローブ / ヒルギダマシ / DNA / 呼吸根 / インド洋 / 海面上昇 / 土砂移動 / 地理的動態 / 林分動態 / 林学 / 生態学 / 気候変動 / 遺伝子 / 地理情報システム(GIS) |
研究成果の概要 |
本研究ではインド洋沿岸の10-20年間のヒルギダマシ林の面積変化,土砂移動による呼吸根の埋没の影響,広域での遺伝の変異を解析した。また,住民へのインタビューで林分の歴史的な動態を調査した。その結果,海面上昇による林分の衰退は現状では認められなかったが,土砂移動による呼吸根の埋没は成長を悪化させた。また,遺伝子型は地域ごとに特有になりやすく,林分の破壊は遺伝子群の破壊を誘発すると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,乾燥地のマングローブの動態や生態や遺伝的特性をまとめて明らかにしたことでは,マングローブや乾燥地の自然を把握することに対し新しい知見を与えた。また,ヒルギダマシの遺伝子が地域内で特有になりやすいことを明らかにし,種レベルではなく林分レベルでの保全の重要性を示した。その一方,地域の伝統知の中に経済と自然の持続的両立の可能性を明らかにし,SDGsに対し親和性の高い情報を提供できた。
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