研究課題/領域番号 |
16H05804
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
獣医学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
大橋 和彦 北海道大学, 獣医学研究院, 教授 (90250498)
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研究分担者 |
村田 史郎 北海道大学, 獣医学研究院, 助教 (10579163)
今内 覚 北海道大学, 獣医学研究院, 准教授 (40396304)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)
2018年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2016年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
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キーワード | ワクモ / フェリチン / ワクチン |
研究成果の概要 |
世界各地で養鶏業に大きな被害をもたらす鶏の外部寄生虫であるワクモ(Dermanyssus gallinae)の新規防除法として抗ワクモワクチンを開発するために、世界各地でワクモ材料を採取し、ワクチン候補分子として同定したワクモ遺伝子群について多型解析を実施した。そして、同定した分子群について、ワクモのin vitro吸血システムや吸血攻撃試験でその有効性を検証した結果、同定した分子群を用いた抗ワクモワクチンはワクモに対する防御効果を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ワクモは、世界各地の養鶏場で大きな被害をもたらしているが、その対策は、主に駆虫剤による防除に依存している。しかし薬剤耐性ワクモの出現が数多く報告され、駆虫剤の効果減少や駆虫剤残存による動物衛生環境の悪化などが問題となっており、駆虫剤以外の新規防除法の開発が急務となっている。本研究は、新規防除法としてワクモ分子を標的とした抗ワクモワクチンの可能性を提示したものであり、本研究の成果は、鶏の感染症制御に大きく貢献できると思われる。さらに本研究の手法は、他の外部寄生虫研究分野へも広く応用可能で汎用性が高く、制御困難な種々の外部寄生虫に対する防除法の開発にも大きく貢献できると考える。
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