研究課題
若手研究(A)
本研究課題では、多人数が同時かつ広範囲に体験できるモビリティを利用した複合現実感(MR)システムの実現に向けて、MRにおける人間の視覚特性の評価やシステム実現のための関連技術の開発を行った。透視表示における遮蔽と人間の奥行き知覚の関係や仮想物体の視認性を明らかにし、その特性を利用した遮蔽処理、視認性向上手法の開発を行った。また3次元データと全方位映像によるモビリティのロバスト・高精度な位置姿勢推定手法など同時に開発し、オプティカルシースルー(OST)HMDによるモビリティMRシステムを実現した。
MRにおける既存問題の解決だけでなく、仮想物体の視認性を評価することによって人間の視覚特性を明らかにするとともに、それを利用した技術を開発しており、複数の研究分野に貢献している。また3次元ビジョン技術とMRモビリティシステムの開発により、これまでは個人や狭い範囲にとどまっていたMRの利用を拡大させ、今後のMRの可能性を広げる研究となっており社会的な意義も大きいと考えられる。
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すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (32件) (うち国際学会 20件、 招待講演 6件)
IEEE Robotics and Automation Letters
巻: 4 号: 4 ページ: 3806-3811
10.1109/lra.2019.2927126
IPSJ Transactions on Computer Vision and Applications
巻: 9 号: 1
10.1186/s41074-016-0012-1