研究課題
若手研究(A)
本研究課題では人間の描画行為の獲得過程をもとにロボットの描画発達モデルを開発した。主な成果としては神経回路モデルを用いたロボットの描画発達モデルの構築、同モデルを用いた人間の描画行為の学習とモデルによる描画系列の生成、階層的な学習手法の開発による描画系列学習の効率化が挙げられる。アームロボットを用いた実験環境を構築し、ランダム動作であるバブリング動作をもとに段階的に図形の描画方法を学習する基盤手法を確立した。
近年、人工知能の発達と共にロボットが人間社会に導入されることが期待されている。複雑な人間環境の中でロボットが動作するためには人間による作りこみには限界があり、ロボットが自身の経験から適応的に動作を獲得することが重要である。本研究課題では人間の幼児の発達をもとにロボットがランダム動作から意味のある描画動作を獲得する手法を開発することを目的としており、本手法を一般動作に応用することで発達的ロボットの実現に貢献すると期待される。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件) 学会発表 (40件) (うち国際学会 9件、 招待講演 2件)
International Journal of Advanced Intelligence
巻: 9 ページ: 127-136