研究課題/領域番号 |
16H06082
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
電子・電気材料工学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
雨宮 智宏 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 助教 (80551275)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
25,090千円 (直接経費: 19,300千円、間接経費: 5,790千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
2016年度: 13,260千円 (直接経費: 10,200千円、間接経費: 3,060千円)
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キーワード | メタマテリアル / 光学迷彩 / 有機薄膜 / 電気・電子材料 |
研究成果の概要 |
光学迷彩を実現するためには,迷彩対象物周囲に特定の誘電率と透磁率を持つメタマテリアルを設計どおりに配置することが要求される。そのため,近赤外・可視域のような高周波帯で動作するメタマテリアルを用いて光学迷彩の実現を目指す場合,ナノスケールの金属構造体の簡易な3次元実装が必要不可欠となる。 本申請研究では,光学迷彩へ向けたメタマテリアルの3次元実装技術として,メタマテリアルを内包した有機薄膜フィルム(以降,メタマテリアルフィルム)を開発し,それを対象物に巻き付けるだけで光学迷彩を実現する手法を提案した。本手法は汎用性のある技術であり,様々な周波数帯への適用が期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在のメタマテリアルの研究の多くはデバイス応用へ向かっている。実際,米国ではKymeta社,カナダではMTI社などのベンチャー企業も立ち上がっており,今後も工学的な立場の研究がますます重要となってくるのは間違いない。メタマテリアルの様々な応用の中でも,迷彩技術は最もホットなトピックの一つであり,数多くの研究が行われているが,「高周波における実装難易度」「動作帯域幅」「迷彩領域の範囲」の3つが,依然として大きな問題となっている。そのような中,本研究では,それらをすべて解決する「迷彩技術」に焦点を当てており,世界的に見ても各種迷彩技術の実用化へ向けて大きな布石を残すことができたと考えている。
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