研究課題/領域番号 |
16H06175
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研究種目 |
若手研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
遺伝・染色体動態
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
杉 拓磨 滋賀医科大学, 神経難病研究センター, 助教 (70571305)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
24,310千円 (直接経費: 18,700千円、間接経費: 5,610千円)
2017年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2016年度: 9,880千円 (直接経費: 7,600千円、間接経費: 2,280千円)
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キーワード | 線虫 / 行動 / 記憶 / 記憶・学習 / 行動遺伝学 / ナノテクノロジー / 力学刺激応答行動 / 遺伝学 / 生物物理学 / 神経科学 / デバイス開発 / 顕微鏡開発 / 生物物理 |
研究成果の概要 |
動物は過去の経験をもとに行動を可塑的に変え, 環境に適応する. これまで, 行動の可塑性機構に関わる多くの生体分子や翻訳後修飾が同定された. 本研究では可塑性機構を真に理解するため, 新たな行動の獲得過程で起こる, 生体分子自体の可塑的で「動的」な化学・物理変化に着目した研究を行なった. その結果, 線虫C. elegansのMAPキナーゼp38の活性が動的に変動し, その時間波形の変化が力学刺激応答行動の可塑的変化を導く結果を得た. さらに(1)入力刺激がp38活性の時間波形へ変換される機構と(2)p38の活性が遺伝子発現と行動へ出力される機構を解析した. 本研究結果は現在論文投稿中である.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
p38は別名ストレス応答性キナーゼと呼ばれ, ストレス応答を制御するマスターレギュレーターである. 本研究で注目した力学刺激は1つの物理的ストレスともみなすことができ, その処理機構の一端を示したこととも同義である. 現在, 他のストレス刺激下における動的変化の時間パターンの違いからのストレス刺激識別機構の解明しつつある.
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