研究課題
若手研究(A)
浸漬ワクチンは、養殖魚へのストレスが少なく、ワクチン投与にかかる経済的コストも抑えられるため、その適用範囲の拡大が求められている。本研究では、浸漬ワクチンの成分を取り込む鰓上皮抗原取込細胞が、リソソームやファゴソームを有し、ワクチン抗原の取り込みおよび抗原提示が可能であることを示した。今後、鰓上皮抗原取込細胞を標的とした新たなワクチンの開発が期待できる。
浸漬ワクチンは、これまで限られた病原体に対してのみ使用可能であった。本研究では、鰓上皮抗原取込細胞によりワクチン成分が取り込まれるか否かにより、その浸漬ワクチンとしての有効性が担保される可能性を示した。今後、鰓上皮抗原取込細胞により取り込まれやすい細菌や取り込まれやすい分子を明らかにすることで、鰓上皮抗原取込細胞を標的とした新たな浸漬ワクチンの開発が期待される。
すべて 2018 2017 その他
すべて 国際共同研究 (3件) 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (5件) (うち国際学会 4件)
Frontiers in Immunology
巻: 9 ページ: 2116-2116
10.3389/fimmu.2018.02116