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破骨細胞exosomeによるカップリング制御様式の解明

研究課題

研究課題/領域番号 16H06261
研究種目

若手研究(A)

配分区分補助金
研究分野 整形外科学
研究機関東京大学

研究代表者

苅谷 嘉顕  東京大学, 医学部附属病院, 助教 (20633168)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
24,050千円 (直接経費: 18,500千円、間接経費: 5,550千円)
2019年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2017年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
2016年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
キーワード骨リモデリング / 骨芽細胞 / カップリング / エクソソーム / 破骨細胞 / 細胞遊走 / 骨代謝 / 骨形成 / 細胞外膜小胞 / exosome / 骨・軟骨代謝 / 骨・軟骨代謝学
研究成果の概要

本研究では、成熟破骨細胞由来exosome (OC exosome)が骨芽細胞遊走性制御能を有することを見出した。このメカニズムは、別途明らかにしたOC exosomeの機能であるRANKL逆シグナル入力能には依存しないことが確認され、OC exosomeは、RANKL逆シグナルリガンド以外の生理的な活性変化を惹起するリガンドも保持する多機能複合体として骨代謝を制御することが示唆された。また、OC exosomeが骨吸収部位に強く局在することも明らかとなった。0C exosomeが放出される時間・空間制御を考慮すると、骨吸収から骨形成へのカップリング制御の重要因子であることが示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

骨吸収と骨形成の反復(骨リモデリング)は骨量・骨質維持に重要である。本研究では、この骨吸収から骨形成へのカップリングに重要な因子として、破骨細胞が放出する細胞外膜小胞に注目した。これまでの研究および本研究成果をあわせると、破骨細胞由来細胞外膜小胞は、骨吸収から骨形成への移行を促す作用を細胞分化の点で制御するほか、骨芽細胞の運動性にも影響を与えていることが見出された。これらの成果は、膜小胞というタンパク質複合体が、複数細胞が関わる複雑なカップリング現象に関して多面的に関与していることを示しており、この膜小胞の更なる解明が骨代謝理解促進に重要であることを見出した学術的に意義深い研究である。

報告書

(5件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実績報告書
  • 2017 実績報告書
  • 2016 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Coupling of bone resorption and formation by RANKL reverse signalling.2018

    • 著者名/発表者名
      Ikebuchi Y, Aoki S, Honma M, Hayashi M, Sugamori Y, Khan M, Kariya Y, Kato G, Tabata Y, Penninger JM, Udagawa N, Aoki K, Suzuki H
    • 雑誌名

      Nature

      巻: 561 号: 7722 ページ: 195-200

    • DOI

      10.1038/s41586-018-0482-7

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2021-02-19  

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