研究課題/領域番号 |
16H06286
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研究種目 |
特別推進研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
数物系科学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
塩川 和夫 名古屋大学, 宇宙地球環境研究所, 教授 (80226092)
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研究分担者 |
西谷 望 名古屋大学, 宇宙地球環境研究所, 准教授 (10218159)
関 華奈子 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (20345854)
大山 伸一郎 名古屋大学, 宇宙地球環境研究所, 講師 (20444424)
大塚 雄一 名古屋大学, 宇宙地球環境研究所, 准教授 (40314025)
田中 良昌 国立極地研究所, 研究教育系, 特任准教授 (50425766)
尾崎 光紀 金沢大学, 電子情報通信学系, 准教授 (70422649)
能勢 正仁 名古屋大学, 宇宙地球環境研究所, 准教授 (90333559)
片岡 龍峰 国立極地研究所, 研究教育系, 准教授 (90462671)
三好 由純 名古屋大学, 宇宙地球環境研究所, 教授 (10377781)
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研究期間 (年度) |
2016-04-26 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
488,930千円 (直接経費: 376,100千円、間接経費: 112,830千円)
2020年度: 58,890千円 (直接経費: 45,300千円、間接経費: 13,590千円)
2019年度: 54,470千円 (直接経費: 41,900千円、間接経費: 12,570千円)
2018年度: 61,880千円 (直接経費: 47,600千円、間接経費: 14,280千円)
2017年度: 91,780千円 (直接経費: 70,600千円、間接経費: 21,180千円)
2016年度: 221,910千円 (直接経費: 170,700千円、間接経費: 51,210千円)
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キーワード | PWING / 磁気圏・電離圏 / 超高層物理学 / 宇宙科学 / 超高層大気環境 / 宇宙空間 / 国際共同研究 / オーロラ / 超高層大気物理学 |
研究実績の概要 |
・コロナウイルス拡大等に伴う様々な研究上の制約のため、令和2年度の研究経費を令和4年度まで繰り越した。本事業で各観測点に設置され自動観測を継続している電波アンテナ、誘導磁力計、高感度全天カメラ、リオメータ、EMCCDカメラや、平成28年12月に打ち上げられたあらせ衛星、本事業で開発されているモデリングなどを通じ、令和2-4年度には98件の査読付き論文が国際学術誌に出版された。代表的な成果は以下が挙げられる。 ・カナダのNain観測点とあらせ衛星の同時観測から、ディスクリートオーロラとディフューズオーロラという2種類に代表的なオーロラの源である磁気圏のプラズマの特性を明らかにすると共に、ディスクリートオーロラを作る沿磁力線電子加速域が、あらせ衛星の高度である30000km以上にまで拡がっていることを、内部磁気圏で初めて明らかにした。 ・オーロラ帯よりも低緯度側で発生し、日本で見られる赤い低緯度オーロラの原因の1つにもなっているStable Auroral Redアークという赤いオーロラを地上とあらせ衛星や米国RBSP衛星で同時に観測し、このオーロラが磁気圏の熱いプラズマと、電離圏から上昇してきた冷たいプラズマの間のクーロン衝突で発生していることを、世界で初めて観測から定量的に明らかにした。 ・経度方向に地球を一周するように配置された誘導磁力計の1年間の観測データの統計解析から、放射線帯電子の消失に寄与するPc1地磁気脈動(電磁イオンサイクロトロン波動)の経度方向の空間拡がりの大きさを世界で初めて定量的に明らかにした。 ・電離圏の代表的な擾乱現象の一つである中規模伝搬性電離圏擾乱(MSTID)の上空をあらせ衛星が通過した貴重な観測例を複数例見出し、強い振幅を持つMSTIDに伴う電場・電子密度変動が、地磁気変動が静穏な時には内部磁気圏にまで伝わっていることを、世界で初めて明らかにした。
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現在までの達成度 (段落) |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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評価記号 |
検証結果 (区分)
A
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評価記号 |
評価結果 (区分)
A: 当初目標に向けて順調に研究が進展しており、期待どおりの成果が見込まれる
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