研究課題/領域番号 |
16H06684
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
文化財科学・博物館学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
板橋 悠 東京大学, 総合研究博物館, 特任研究員 (80782672)
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研究協力者 |
近藤 修
西内 巧
本郷 一美
三宅 裕
米田 穣
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研究期間 (年度) |
2016-08-26 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 西アジア / 新石器時代 / 家畜化 / ヒトの食性 / 同位体分析 / δ15N / アミノ酸 / 乳利用 / 新石器化 / 食性 / 同位体 / 先史学 / 人類学 / ミルク利用 |
研究成果の概要 |
本課題では、新石器時代に西アジアで発明された家畜飼養とミルク利用によりヒトの食性が変化したと仮説を設定し、人骨の同位体比分析とバイオマーカーによるミルク利用の検証を行った。 人骨の同位体比分析では、ほとんどの遺跡におけるヒトの動物性タンパク質摂取率は新石器時代を通して一定であった。また乳幼児の離乳時期も新石器時代では変化が見られなかった一方で、銅石器時代集団では離乳の早期化が見られた。またアナトリア南東部の新石器時代遺跡の土器からはミルクの痕跡は見つかっていない。 当初の仮説とは異なり、ミルク利用の本格化やそれに伴うヒトの食性の変化が起こったのは、銅石器時代であった可能性が示唆された。
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