研究課題/領域番号 |
16H06956
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
森本 晶子 大阪大学, 医学系研究科, 特任助教(常勤) (60601193)
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研究期間 (年度) |
2016-08-26 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 腫瘍免疫 / 卵巣癌 / 制御性T細胞 / 卵巣がん / PD-1 / Tim3 / 免疫 / 婦人科腫瘍 / 癌 / 免疫学 |
研究成果の概要 |
卵巣癌における腫瘍免疫学的プロファイリングでは、卵巣癌における腫瘍免疫は組織型との関連が示唆され、予後との相関を認めた。また、卵巣癌では他癌腫と異なり、PD-1/Tim3共発現T細胞においてIFN-γの産生能が維持されおり、疲弊していない可能性が示唆された。 卵巣癌においてFoxP3陽性Treg細胞はIL-10およびTGF-bなどの抑制性サイトカインを産生することにより、腫瘍免疫を抑制している可能性が示唆できた。卵巣癌腫瘍内における腫瘍免疫を抑制する細胞としてMDSCが重要である可能性が考えられ、末梢血MDSCに比べ腫瘍内MDSCで発現が増加している分子を同定した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回、卵巣癌における包括的な免疫学的プロファイリングを行った。新鮮卵巣腫瘍を用いた報告は過去になく、今回の結果は意義があると考える。また、卵巣癌においても重要とされていた抑制性免疫細胞に関わる特異的な分子を同定できたことは今後創薬の対象となる可能性も考えられ、今後発展させていきたい。
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