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沖縄の反基地運動と米軍黒人兵の連帯の力学――太平洋を横断する社会運動の歴史社会学

研究課題

研究課題/領域番号 16J06912
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
研究分野 社会学
研究機関同志社大学

研究代表者

大野 光明  同志社大学, グローバル・スタディーズ研究科, 特別研究員(PD)

研究期間 (年度) 2016-04-22 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2016年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードベトナム反戦運動 / 沖縄 / 黒人 / トランスパシフィック / トランスナショナル / 米軍 / ベ平連
研究実績の概要

第一に、アメリカ合衆国(以下、米国)内のアーカイブ調査を進めた。具体的には、米国のベトナム反戦運動と黒人解放運動、特にパシフィック・カウンセリング・サービス(PCS)とナショナル・ロイヤーズ・ギルド(NLG)に焦点をあてて、これらの組織・運動が沖縄及び日本においてどのような活動を実施し、米国政府及び在沖・在日米軍当局の政策にどのように対峙したのかについて調査を進めた。たとえば、カリフォルニア大学バークレー校バンクロフト図書館、同エスニックスタディーズ図書館、サンフランシスコ公共図書館、オークランド私立美術館などの所蔵史料を収集、分析した。運動方針や情勢分析に関するレポート、沖縄や日本に駐在した活動家らが発行したニュースペーパーを中心に分析を進め、活動の立ち上げ、展開、終了に至る運動の経年変化を把握することに努めた。
第二に、当時の運動の参加者・活動家と出会うことができ、聞き取り調査を開始した。具体的には、PCSの元活動家、サンフランシスコで徴兵対象者などに法律相談活動を行なっていた活動家などである。聞き取り調査を通じて、前述のアーカイブ史料だけでは把握できない、運動の実態、個人それぞれのライフヒストリーを理解することを試みた。また、アーカイブにはおさめられていない個人所蔵史料の収集も始めることができた。
これらの調査結果、共同研究グループ「地域ベ平連研究会」や「闇市的沖縄-アジア運動/文化研究会」などで口頭報告の形でアウトラインを発表した。また、関連する研究業績として、共著『知のフロンティアーー生存をめぐる研究の現場』(ハーベスト社、2017年)、「もう一つの地図を描きながら、〈地域〉を生きる」(『立命館言語文化研究』28巻3号、2017年)などがある。聞き取り調査に関しては、トランスクリプトの作成を進めている。

現在までの達成度 (段落)

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

今後の研究の推進方策

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

報告書

(1件)
  • 2016 実績報告書
  • 研究成果

    (9件)

すべて 2017 2016 その他

すべて 雑誌論文 (6件) 学会発表 (1件) 図書 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] もう一つの地図を描きながら、〈地域〉を生きるーー沖縄の地域開発をめぐる経験史から2017

    • 著者名/発表者名
      大野光明
    • 雑誌名

      立命館言語文化研究

      巻: 28 (3) ページ: 91-100

    • 関連する報告書
      2016 実績報告書
  • [雑誌論文] 持続する反復帰論――岡本恵徳の思想から考える2017

    • 著者名/発表者名
      大野光明
    • 雑誌名

      アジア太平洋研究

      巻: 41 ページ: 19-30

    • 関連する報告書
      2016 実績報告書
  • [雑誌論文] 沖縄現代史におけるコンセンサスの政治と空間性2017

    • 著者名/発表者名
      大野光明
    • 雑誌名

      立命館言語文化研究

      巻: 28 (4) ページ: 151-158

    • 関連する報告書
      2016 実績報告書
  • [雑誌論文] 「沖縄」を問題化する力学ーー反公害住民運動のつながりと金武湾闘争2017

    • 著者名/発表者名
      大野光明
    • 雑誌名

      社会学評論

      巻: 67 (4) ページ: 415-430

    • NAID

      130006594303

    • 関連する報告書
      2016 実績報告書
  • [雑誌論文] 占拠空間・直接行動・日常ーー高江ヘリパッド建設阻止運動の広がりによせて2017

    • 著者名/発表者名
      大野光明
    • 雑誌名

      越境広場

      巻: 3 ページ: 26-34

    • 関連する報告書
      2016 実績報告書
  • [雑誌論文] 日米安保の変容と軍事化の力学2016

    • 著者名/発表者名
      大野光明
    • 雑誌名

      日本の科学者

      巻: 579 ページ: 200-205

    • NAID

      40020783592

    • 関連する報告書
      2016 実績報告書
  • [学会発表] 「沖縄」を問題化する力学をめぐる歴史社会学――日本「復帰」以降の言説分析2016

    • 著者名/発表者名
      大野光明
    • 学会等名
      日本社会学会
    • 発表場所
      九州大学、福岡県博多市
    • 関連する報告書
      2016 実績報告書
  • [図書] 知のフロンティア――生存をめぐる研究の現場2017

    • 著者名/発表者名
      立命館大学生存学研究センター監修 ・ 渡辺克典編(吉田幸恵、植村要、新山智基、北村健太郎、堀智久、桐原尚之、白田幸治、甲斐更紗、クァク・ジョンナン、 小門穂、由井秀樹、吉田一史美、青木秀光、谷村ひとみ、村上潔、小西真理子、藤原信行、横田陽子、堀田義太郎、坂井めぐみ、西沢いづみ、小辻寿規、大野光明)
    • 総ページ数
      107
    • 出版者
      ハーベスト社
    • 関連する報告書
      2016 実績報告書
  • [備考] 大野光明

    • URL

      http://www.arsvi.com/w/om14.htm

    • 関連する報告書
      2016 実績報告書

URL: 

公開日: 2016-05-17   更新日: 2024-03-26  

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