研究課題/領域番号 |
16J40037
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
研究分野 |
統合動物科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
棟朝 亜理紗 東京大学, 大学院農学生命科学研究科, 特別研究員(RPD)
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研究期間 (年度) |
2016-04-22 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | KNDyニューロン / κオピオイド受容体 / κ-オピオイド受容体 / キスペプチン / GnRHパルス / 弓状核 / 腹内側核 / κ-opioid receptor / GPR54 |
研究実績の概要 |
生殖機能は視床下部-下垂体―性腺軸により、階層的に制御されている。生殖機能障害は、けっして末梢の生殖器官だけの問題ではない。病因の多くは、内分泌系を制御する中枢機構にある。それゆえ、生殖機能障害の理解や新たな治療法の開発には、生殖機能の中枢制御機構の解明が不可欠である。 卵胞発育、精子形成は、性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)のパルス状分泌により制御されている。近年、このGnRHパルス状分泌のパルスジェネレーターとして、視床下部弓状核にあるキスペプチンニューロンが着目されている。弓状核のキスペプチンニューロンは、GnRH分泌を直接促すキスペプチン、GnRHパルス状分泌を促進するニューロキニンB、抑制するダイノルフィンの3つの神経ペプチドが同一細胞上に存在し、KNDyニューロンと呼ばれている。KNDyニューロンがGnRHパルスジェネレーターを形成し、GnRHパルス頻度の調節を行っていると考えられているが、未だ確証はない。特に、ダイノルフィンの受容体であるκ―オピオイド受容体(KOR)は局在が不明であり、特にGnRHパルスを抑制するメカニズムが不明である。そこで、本研究ではKORプロモーター制御下で緑色蛍光タンパク質(GFP)を発現するレンチウイルスベクターをラットの脳内に投与し、GnRHパルスを抑制するKORニューロンの局在と投射先の解析をした。 その結果、KORニューロンが腹内側核(VMH)に局在していることが明らかになった。また、KNDyニューロンがVMHのKORニューロンに投射していることと、VMHのKORニューロンがKNDyニューロンに投射していることが示唆される結果が得られた。 これらの研究成果は、順調に研究が進行したといえる。
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現在までの達成度 (段落) |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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