研究課題/領域番号 |
16K00025
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報学基礎理論
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
入山 聖史 東京理科大学, 理工学部情報科学科, 准教授 (10385528)
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研究分担者 |
田畑 耕治 東京理科大学, 理工学部情報科学科, 准教授 (30453814)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 量子アルゴリズム / 開放系 / GKSLマスター方程式 / 光合成過程 / 量子コンピュータ / 光合成課程 |
研究成果の概要 |
本研究課題では,開放系における量子-古典ハイブリッド型アルゴリズムの数学的特徴付けと探索問題への応用を行った.具体的には,(1)開放系を用いて,環境を含んだ形での量子アルゴリズムの特徴付け.(2) 断熱過程を用いた量子アニーリングを開放系へ拡張し,誤り確率の低減.(3) 探索問題に対して,量子-古典ハイブリッド型のアルゴリズムを提案し,計算量を見積もる.これにより,理想化された閉じた系でなく,開放系での量子アルゴリズムの記述がなされることによる,量子計算機の実現に向けての大きな貢献がある.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題の達成により,次のような効果が期待される.(1)理想化された閉じた系でなく,開放系での量子アルゴリズムの記述がなされることによる,量子計算機の実現に向けての大きな貢献.(2)環境系との相互作用を積極的に利用する新たな計算の数理モデルの構築が行われ,雑音のある系における量子計算機の基礎が構成される.(3)生命現象の数理についての数学的基礎が発展し,化学的ネットワークだけでなく,物理的相互作用を土台とした生命理解が深められる.
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