研究課題/領域番号 |
16K00073
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
計算機システム
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
丹治 裕一 香川大学, 創造工学部, 教授 (10306988)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ハイパフォーマンスコンピューティング / システムオンチップ / シミュレーション工学 / 高速伝送回路設計 / ハイパフォーマンス・コン ピューティング / ハイパフォーマンス・コンピューティング |
研究成果の概要 |
高速電子システムでは,配線に起因する伝送線路効果が回路全体の動作を制限するため,配線の大規模な等価回路モデルを小さなシステムで表現するモデル低次元化が注目されている。その方法の中で,確率的平衡実現打ち切り法は精度に優れているが,その適用は小規模システムに限定されていた。本研究では大規模な回路に適用できるよう本手法の拡張を行った。提案した方法では,回路の本質的な特徴である受動性が保存され,確率的平衡実現打ち切り法の欠点である低周波数帯における精度が良好に保たれる特徴がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で提案されたモデル低次元化は,集積回路・パッケージ・プリント基板における配線の電磁界特性に等価な線形回路に適用される。それゆえ,本研究は様々な電子機器の発展に寄与することになる。近年,自動車・産業機器など,安全かつ環境に優しいことが盛んに言われている。それを達成するためには内部のパワーエレクトロクス回路を最適に設計する必要があり,インダクタや配線の影響を考慮して,低消費電力化することや電磁界干渉の影響を軽減することが必要となる。この場合に,提案したモデル低次元化はその影響を考慮した回路シミュレーションに有効となるであろう。
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