研究課題/領域番号 |
16K00082
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
計算機システム
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研究機関 | 高知工科大学 |
研究代表者 |
岩田 誠 高知工科大学, 情報学群, 教授 (60232683)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | ヘテロジニアス無線通信 / セルフタイム回路 / データ駆動 / ストリーム処理 / 変復調 / FFT / 計算機アーキテクチャ / 無線通信 / 実時間処理 / 計算機システム |
研究成果の概要 |
本研究では、広域系・無線LAN系・ミリ波系回線を統合した将来の無線通信環境に必須となる、複数の無線通信方式に適応可能なヘテロジニアス無線通信プロセッサの構成法を明らかにすることにある。このため、マルチユーザMIMOによるマルチモード受信機を想定し、変復調、誤り訂正、MACを対象に、(1)パイプライン並列アルゴリズム、(2)それらを多重に処理可能なストリーム信号処理アーキテクチャ、および、(3)それを構成する高機能メモリ機構と専用エンジンを省電力セルフタイムパイプラインSTP回路により実現する方法、に関して、これらの基礎技術を明らかにし、いくつかの学術論文として公表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は、セルフタイム回路を基盤として、複数の異速度信号ストリームを多重に処理可能なプロセッサを構成することによって、WPAN、WLAN、MBWA等の無線信号ストリームを円滑に多重処理可能なシステムを実現できる見通しを得られたことである。これによって、異種の無線に対応したチップ/回路モジュールを組み合わせた複雑なハードウェア構成ではなく、本提案のように均質なアーキテクチャで多重処理が可能になるヘテロジニアス無線通信プロセッサを実現できる点に学術的意義がある。これによって、将来的には、無線通信システムの設計・製造コストの低減や信頼性の向上にも寄与することが期待できる点に社会的意義がある。
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