研究課題/領域番号 |
16K00121
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報ネットワーク
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研究機関 | 電気通信大学 |
研究代表者 |
策力 木格 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 准教授 (90596230)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 車両ネットワーク / 通信プロトコル / 劣悪な通信環境 / 車両アドホックネットワーク / クラスタリング / 車両クラウド / 断続的な接続環境 / 高密度環境 / VANET / 経路選択 / アドホックネットワーク / 車両クラスタリング / 劣通信環境 |
研究成果の概要 |
車両アドホックネットワーク(VANET)を利用することで,より正確かつ迅速な交通情報案内,災害時における携帯基地局に依存しない情報共有(車両クラウド)が可能となる.本研究では,車両が高密度で分布する,または車両間リンクの中断が多発する(断続的な接続環境)劣悪な通信環境を考慮したVANET通信プロトコルの提案と評価を行った.高密度環境においては,クラスタリングで送信者の数を削減することにより無線チャンネル利用効率を上げる方法を採用した.断続的な接続環境では,車両の移動,車両分布,ワンホップとマルチホップ通信のトレードオフ,路側装置の位置を考慮した中継車両選択手法を利用した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
車両ネットワークにおける自律分散クラスタリングに基づいた通信方式は,無線リソースの利用効率を上げることができるため,高密度環境においては非常に有意である.断続的な接続環境における効率的な通信方式は災害時などにおいて通信インフラに依存しない有効な情報共有を実現できる.またファジィ論理と強化学習を用いた通信プロトコルの品質向上についての研究は,国際的にも初めての試みであると言える.ファジィ論理を利用することにより,通用性の高い通信プロトコルが期待される.強化学習を用いることで通信パラメータの自動調整ができるインテリジェントな通信方式が期待される.
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