研究課題/領域番号 |
16K00127
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報ネットワーク
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
舩曵 信生 岡山大学, 自然科学研究科, 教授 (70263225)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 無線LAN / IEEE802.11 / エラスティック無線LANシステム / テストベッド / Raspberry Pi / 最適化アルゴリズム / スループット推定モデル / AP設置 / IEEE802.11n / 最適化 / PI制御 / スループット / 公平性 / 電波干渉 / モデル / チャネル / 出力パワー / MIMO / USBアダプタ / アルゴリズム / スループット推定式 / チャネル割当 / RaspberryPi / 無線アクセスポイント / ネットワーク / 省エネルギー / インターネット高度化 |
研究成果の概要 |
本研究では,通信需要やネットワーク環境の変化に応じて,アクセスポイント(AP)の構成を動的に変化させる,エラスティック無線LAN(E-WLAN)システムの構成法に関する研究を行った.その成果として,ネットワークフィールド内でのAPの最適化な物理的設置方法の提案,そのための無線リンクの実効スループット推定モデルの構築,部分干渉チャネルにおけるスループット低下量の推定モデルの定式化,チャネル割当・送信パワー割当・チャネルボンディング割当などのAP構成の動的最適化のアルゴリズムの提案,分散データキャッシュ機能の構想,Raspberry Piを用いたテストベッドシステムの構築を行った.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
無線LANでは,ユーザに提供する通信性能の最大化と,導入・運用コストの最小化の相反するニーズがある.本研究では,通信需要やネットワーク環境の変化に応じて,動作するAPの構成を動的に変化させることで,このトレードオフの解消を実現した.研究成果の学術的意義は,その実現に必要な種々の最適化アルゴリズムを提案したこと,高精度のスループット推定モデルを提案したこと,それらをベースとした実機のテストベッドシステムを構築したことにある.社会的意義は,トレードオフの解消に加え,安価で世界標準のRaspberry Piを用いてシステムを構築したことで,開発途上国を含む多くの国での活用が可能となったことにある.
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