研究課題/領域番号 |
16K00129
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報ネットワーク
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研究機関 | 九州工業大学 |
研究代表者 |
福田 豊 九州工業大学, 情報科学センター, 助教 (90372763)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 省電力 / TCP / パケット反転 / Reordering |
研究成果の概要 |
5G 環境による膨大な情報の収集と,その機器における消費電力削減のため,ネットワークを要求トラヒックに応じて柔軟に再構成する技術の研究開発が進んでいる.一方でこうした動的な構成変更は,受信側でパケット到着順序の反転を招き,TCP通信特性に悪影響を与える可能性がある.そこで本研究ではパケット反転に対応可能なフロー制御アルゴリズムを提案した.まず潜在的なパケット反転の可能性を調査し,それがTCP通信性能に及ぼす 響を実機実験で検証した.得られた知見を基にパケット反転が発生する環境でも,良好な通信性能を提供できるフロー制御アルゴリズムを考案し,シミュレーションによってその有効性を明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
インターネットのトラヒック流量は社会活動に応じて時間や曜日ごとに大きく変動することが知られている.そこで要求トラヒックに応じてネットワークを柔軟に再構成することが検討されているが,動的に経路や転送性能が組み替えられていくため,データの送出順と到着順が異なってしまうことがあり得る.本研究では,送受信間の信頼性ある通信を提供するTCP (Transmission Control Protocol) に異なる到着順序が与える影響を調査し,到着順序の反転に対応出来るアルゴリズムを考案した.
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