研究課題/領域番号 |
16K00131
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報ネットワーク
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研究機関 | 九州工業大学 |
研究代表者 |
池永 全志 九州工業大学, 大学院工学研究院, 教授 (50284716)
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研究協力者 |
古閑 宏幸
野林 大起
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | ネットワークアーキテクチャ / マルチパス経路制御 / マルチパスTCP / 輻輳制御 / 通信品質制御 / 情報ネットワーク / インターネット |
研究成果の概要 |
本研究では,複数のネットワーク資源を同時に多重利用することによって,通信性能の向上と資源利用の効率化を実現することを目指し,三つのサブテーマを設定して研究開発に取り組んだ.(1)端末が有する利用可能な資源情報を複数レイヤを横断的に参照しながら収集し,多重利用可能な通信資源の発見および割り当てを行う技術を開発した.(2)レイヤ間の連携により,通信インタフェースやネットワーク内部の把握可能な情報を活用した輻輳制御技術を開発した.(3)アプリケーションおよび端末からネットワークまでを統合して資源の多重利用を可能にする手法を開発した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,従来の負荷分散やトラヒック振り分け,回線切り替え等にとどまらず,複数のネットワークインタフェースを同時に多重利用するという,これまでと全く異なる視点でのネットワーク資源制御技術の開発に取り組んだ.本研究の成果は,スマートフォン等の一般的な端末において利用可能なものであり,また,利用者の通信品質を改善するとともに,特定の端末やアプリケーションのための偏った性能改善となること無く,大域的な観点に基づく適切な資源配分を可能にする輻輳制御,経路制御,通信品質制御として,広く活用可能な技術である.
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