研究課題/領域番号 |
16K00140
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報ネットワーク
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研究機関 | 東京電機大学 |
研究代表者 |
桧垣 博章 東京電機大学, 未来科学部, 教授 (70287431)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 無線センサネットワーク / 耐故障 / 耐攻撃 / 耐盗聴 / 無線マルチホップ通信 / プロトコル / 協調検出 / センサネットワーク / 移動無線通信 / セキュリティ |
研究成果の概要 |
無線センサーノードによる無線マルチホップ配送により観測データを収集する無線センサネットワークでは、中継無線センサノードの故障や悪意のある無線ノードによる攻撃、盗聴に対して耐性を持つことが求められる。本研究課題では、無線マルチホップ配送経路の検出と観測データメッセージ配送の両フェーズにおいて、無線ノードの故障や悪意のある動作によって、不適切な配送経路を検出すること、観測データを破棄、改竄すること、中継無線センサノードの故障を誤って通知することを検出、通知する手法を考案し実装した。さらに、近隣無線センサノードが協調的に観測データを送信することで盗聴を困難にする手法を考案し実装した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多数のセンサが取得する観測データを簡易に収集可能とする無線センサネットワークへの需要は拡大することが予想されるが、多数の無線センサノードで構成されることから故障への耐性は必須である。また、悪意のある無線ノードにより、観測データが破棄、改竄されたり、正常無線センサノードを故障と偽って通知されることで、無線センサネットワークの機能が損なわれることも回避しなければならない。本研究課題の成果は、これらの問題を近隣の無線センサノード間の協調によって解決する新しい手法を考案した点にある。ここでは、特別なハードウェアを付加することなく、制御メッセージの適切な交換のみによって問題解決している点で優れている。
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