研究課題/領域番号 |
16K00174
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高性能計算
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
吉田 明正 明治大学, 総合数理学部, 専任教授 (60277845)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 粗粒度タスク並列処理 / ローカルタスク協調実行 / 並列化コンパイラ / Java / Fork/Join Framework / メニーコア / POWER8 / ダイナミックスケジューリング / Android / コードコンパクション / マルチコア / コード生成 / 計算機システム / ハイパフォーマンス・コンピューティング / ソフトウエア開発効率化・安定化 / 超高速情報処理 / ソフトウエア学 |
研究成果の概要 |
マルチコアプロセッサはサーバからスマートフォンに至るまで,高い計算性能を達成するために利用されている.マルチコアプロセッサの性能を最大限に引き出すためには対象プログラムに内在する並列性を最大限に利用することが必要であり,本研究では,Javaプログラムを対象として,粗粒度並列処理を実現するタスク駆動型粗粒度並列処理を提案した.また,メニーコアプロセッサを有効利用するために,ローカルタスク協調実行方式を開発した.これらの手法は,本研究で開発した並列化コンパイラに実装されており,x86,POWER,ARMのマルチプラットフォームで行った性能評価の結果から,Java粗粒度並列処理の有効性が確認された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究はマルチプラットフォーム環境において,Java処理系に備わっているFork/Join Framework(並列処理ソフトウェア)を利用して,粗粒度タスク並列処理を実現するタスク駆動型粗粒度並列処理手法を提案している.本手法は,並列処理の実行環境に依存せず,Javaプログラムの並列性を最大限に活用できることに優位性がある.また,本手法は高性能なサーバからPCやAndroidスマートフォンに至るまで,容易に利用可能なシステムソフトウェア技術であり,学術的意義に加えて社会的意義も大きい.
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