研究課題/領域番号 |
16K00181
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報セキュリティ
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
酒井 正夫 東北大学, 教育情報基盤センター, 准教授 (30344740)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | ブロックチェーン / Peer to Peer (P2P) / IoT / クラウド / プライバシ / スマートコントラクト / 秘密分散法 / 匿名通信 / セキュアストレージ / プライバシ保護 / Bitcoin2.0 / ストレージ / 再生成符号 / P2P / 暗号通貨 / 情報セキュリティ / プライバシー保護 |
研究成果の概要 |
本研究では、機密性と信頼性を両立する非中央集権型のピュアP2Pストレージの関連技術を開発した。また、計算機シュミレーションにより、ユーザ自身がパラメータを適切に設計することで、保存データの信頼性を任意に設計できることと、そのリソース使用量が実用可能な水準で収まることを示した。 さらに、当該技術の応用・活用例として、個々の医療機関で蓄積された診断データを患者のプライバシや医療機関の権益を保護しながら安全に医療機関間で相互連携・活用するための関連技術も開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究において開発したP2Pストレージは、ブロックチェーン技術を採用した非中央集権型構造が特徴である。ブロックチェーンとは、Bitcoinなどの仮想通貨の基幹技術であり、その革新性から仮想通貨(送金システム)以外の様々な応用(いわゆるブロックチェーン2.0)への期待が高まっている。しかし、現状では、それらの実用性は低く、社会的に幅広く普及するほどの成功例はまだ存在しない。その大きな理由の一つは、ブロックチェーン2.0において不可欠な非中央集権型ストレージ技術が未確立であるためである。本研究の成果はその問題克服に資するものであり、今後のブロックチェーン2.0の発展・実用化に役立つと期待される。
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