研究課題/領域番号 |
16K00195
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報セキュリティ
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研究機関 | 横浜商科大学 |
研究代表者 |
吉田 隆弘 横浜商科大学, 商学部, 准教授 (10329104)
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研究分担者 |
松嶋 敏泰 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (30219430)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 分散ストレージ向けの符号化法 / 理論的効率性・安全性評価 / 再生成符号 / 分散ストレージ / 局所訂正可能符号 / PIR符号 / ネットワーク符号 / 秘密分散 / データストレージ / 高信頼性ネットワーク / 情報理論 / 情報セキュリティ / 符号理論 |
研究成果の概要 |
従来の分散ストレージシステムの数理モデルを拡張・一般化し,大規模ネットワークデータ活用に適した高機能な分散ストレージシステムの数理モデルを新たに構築した.また,そのモデルに対する効率性と安全性の評価基準を明確にすることで,それらのトレードオフ関係を定量的に明らかにした.これにより,高機能な分散ストレージシステムに対する安全性と効率性の両面を考慮した性能評価が可能となる.さらに,一定の安全性レベルを維持したもとで,効率性が最適となる具体的なシステム構成法を示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大規模ネットワークデータ活用に適した高機能な分散ストレージシステムの研究はあまりなされていないため,効率性と安全性の関連性を考慮した厳密な解析は未だ不十分である.本研究の特色は,システム上で記憶・通信される情報の中に元のデータの情報がどの程度含まれているかを情報理論的に厳密に評価する点にある.本研究の成果として新たなモデルや性能評価指標が与えられることにより,このモデルに基づく情報ネットワークサービスの効率性と安全性が厳密に保証されるので,将来的には利用者が安心かつ安全に利用できる情報サービスの普及に繋がり,社会的に大きな変革をもたらすと期待できる.
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