研究課題
基盤研究(C)
本研究では,早期化する英語教育への一助として,人工的な言語を共創する課題を用いて,母語理解が未成熟な状態にある小中学校児童が言語とは何かを意識的に捉える視点,すなわちことばへの気づきを得るための方法を開発することを目的とした.大きくはその課題中の認知プロセスとメカニズムを明らかにするための研究と,その課題を用いたワークショップの設計につなげるための研究および実践に取り組んだ.前者に関する研究成果は17件の学会発表(内,10件は予稿あり)と1件の雑誌論文にて報告し,後者は1件の学会発表(予稿あり)にて報告した.後者の取り組みにおいて,1件の優秀論文賞を受けた.
本研究で用いる人工言語の共創課題は,記号の意味の成立段階を原初的に体験し,意思疎通が記号によって明示化される過程を意識的に認知する機会を得ることができる.我々が計算モデルの構築とその認知実験や脳活動計測を通じて得た知見は,その認知のプロセスの解明に貢献するものと考えられる.また,この課題を通じて得ることが予想されることばへの気づきは,外国語を学習するための適切な基礎を身につけることに貢献すると考えられる.
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すべて 雑誌論文 (12件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (20件) (うち国際学会 4件) 備考 (1件)
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http://kitnet.jp/laboratories/labo0188/index.html