研究課題/領域番号 |
16K00213
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
認知科学
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研究機関 | 東洋学園大学 |
研究代表者 |
中村 哲之 東洋学園大学, 人間科学部, 准教授 (10623465)
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研究分担者 |
渡邉 創太 大阪教育大学, 教育学部, 講師 (80738386)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 認知心理学 / 比較認知心理学 / 個人差 / 個体差 / 知覚的体制化 / 学習心理学 / 認知 / 枠組み / 実験心理学 / 比較認知 / 認知的枠組み |
研究成果の概要 |
認知的枠組み、すなわち物事の捉え方・認識の仕方に関する個人差・個体差についての比較研究をおこなった。比較的低次な知覚レベル(錯視現象)、やや高次な認知レベル(プリントサイズの好み、フォントの好み)、社会的文脈(認知心理学実験的な要素を含めた授業実践)、種間比較(鳥類との比較)という観点から実験ないし調査をしたところ、それぞれのレベルにおいて、認知的枠組みに関する個人差・個体差を示唆する結果を得た。今後さらなる刺激条件や種間比較を重ねることで、我々の知覚システムの全容を明らかにすることに役立つだろう。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの認知心理学に関する研究のほとんどは、ヒトの心の一般法則を明らかにすることが目的であった。そのため、実験や調査において生じる個人差は“ノイズ”(誤差)として軽視されてきた。しかし、日常生活における素朴な観点からは、物事の捉え方や感じ方が全てのヒトにおいて全く同じように生じるということはなく、それぞれに個性があると感じる人が大半ではないだろうか。本研究では、心の一般法則の先にある、心の個人差・個体差について検討した点に特色があり、学術的にも社会的にも意義を持つものである。
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