研究課題/領域番号 |
16K00224
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
知覚情報処理
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研究機関 | 岩手大学 |
研究代表者 |
木村 彰男 岩手大学, 理工学部, 准教授 (00281949)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | コンピュータビジョン / 平面推定 / 射影幾何学 / 3次元復元 / 知的カメラ |
研究成果の概要 |
画像に写された地面や床などのある空間平面を基準として,その平面に隣接している平面を,視点変更や射影行列の再計算を伴うことなく逐次的に推定していく手法を開発した.これに伴い,基準平面に対して斜めに交わる形で隣接した平面を推定する際の新たな2つの幾何的手掛かりを見出した.これらによって,空間中では異なる平面上に存在している点間の距離や2直線の成す角度といった3次元量が,僅か1枚の単視点画像のみから復元できるようになった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発した隣接平面の順次推定法には,適用に関する若干の制約条件があるものの,これをクリアできた場合には非常に多くの3次元量を僅か1枚の単視点画像から復元・推定することができる.理論的には,撮り直しが不可能な画像(監視カメラ映像の1コマとか)や過去の資料にも適用可能であり,その波及効果は大きいものと考える.また,通常の3次元復元のように大量の異視点画像を準備する必要もないため,利用者はより手軽な形で技術を試すことができる.
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