研究課題/領域番号 |
16K00233
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
知覚情報処理
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研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
坂上 文彦 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (00432287)
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研究協力者 |
佐藤 淳
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | ライトフィールドディスプレイ / 暗号化画像提示 / 生体認証ディスプレイ / 画像の多重投影 / 5次元ライトフィールド / ライトフィールド / 視覚特性 / 生体暗号化 / 暗号化情報提示 / 生体認証暗号 / コンピュテーショナルフォトグラフィ |
研究成果の概要 |
本研究課題では,人間の視覚特性を暗号復号の鍵として利用することで,ユーザが暗号の復号を意識することなく,暗号化情報を閲覧可能なシステムについて研究を行った.この方法では,光の分光分布が制御可能な5次元ライトフィールドディスプレイを構成し,これを用いて特定の視覚特性を持つ人間のみが閲覧可能な画像情報を提示する.そのために,効果的な5次元ライトフィールドディスプレイの構成方法について検討した.また,視覚特性における個人性の計測方法と,その利用方法について検討を行った.これらを組み合わせることで,視覚特性を鍵とする暗号化ディスプレイが構成可能であることをしめした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本課題で提案したシステムは,情報化社会における情報伝達手段において最も脆弱とされている人間に対する直接的な情報提示に着目したものである.これは,パスワード管理のわずらわしさを伴うことなく安全な情報提示を実現した方法と考えられ,ソーシャルハッキングと呼ばれる直接的な情報の盗撮やパスワード取得への対抗手段として有効と考えられる.
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