研究課題/領域番号 |
16K00263
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヒューマンインタフェース・インタラクション
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
深見 忠典 山形大学, 大学院理工学研究科, 教授 (70333987)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 脳波 / ブレインコンピュータインターフェイス / 視覚刺激 / 文字入力 / BCI / ユーザインターフェース |
研究成果の概要 |
本研究では,脳波を用いた文字入力において広く使用されているP300と定常視覚誘発電位(SSVEP)のそれぞれの長所を引き出し,互いの短所を補完するため,ハイブリッドタイプの入力システムの開発を目指している。本研究課題において,まず同時生成する刺激呈示方法を確立した。次にその呈示方法において,候補文字の呈示タイミングを制御することで,同時に異なる2種類の脳波を効率良く分離し,それが有効であることを確認した。また,この独自の技術による入力の高速化が実現可能であることを示した。しかしながら,その程度は被験者による差が大きく,今後の解決すべき課題として残された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の目的は,脳波を用いて高速にコンピュータへ情報を入力する手法を開発することである。ここでは,文字を対象とし,ユーザが入力したい文字が光った際に出現する脳波を検出することで,入力対象の文字を特定する。本研究課題では,候補となる文字とその背景を利用して,異なる2種類の脳波を生成し,それぞれから得られる情報を合わせて判断することで入力性能を向上させる。ここで,我々は文字やその背景が光るタイミングを制御することにより効率よく2つの脳波を分離する方法を開発した。これを用いることで,高速に文字が入力可能であることを確認したが,性能向上に個人差があり,その解決は今後の課題として残された。
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