研究課題/領域番号 |
16K00284
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヒューマンインタフェース・インタラクション
|
研究機関 | 神奈川工科大学 |
研究代表者 |
谷中 一寿 神奈川工科大学, 情報学部, 教授 (30298278)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | ミクストリアリティ / インテグラルフォトグラフィ / 裸眼立体表示 / 3Dディスプレイ / 立体表示 / ホログラフィックピラミッド / 立体画像表示 / フライアイレンズ / バーチャルリアリティ / ユーザインターフェース |
研究成果の概要 |
従来のMR(複合現実)では,現実空間と仮想空間とを重ねるためにHMD(ヘッドマウントディスプレイ)が用いられているが,IP(インテグラルフォトグラフィ)方式の裸眼立体表示を用いることで,HMDなしのMRを実現した。また水平に置かれたLCDの2D画像を,その上に置かれた四角錐の表面で反射させることにより,あたかも物体がピラミッド内に浮かんで見えるホログラフィックピラミッドが知られていたが,浮遊像自体は2Dであった。そこでLCDを IPディスプレイで置き換えるとことにより,浮遊像自体を3Dにした。さらにピラミッドの下に近景用,上に遠景用のIPディスプレイを設け,広範囲の奥行き表現を可能にした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
HMDを装着することなく,MRを体験できるようになった。通行人にも気軽に見ていただけるのでデジタルサイネージにも適するし,非接触のため衛生的なので医療用にも適する。研究代表者が2008年頃に提案したEFV(拡張フラクショナルビュー)方式のIPを用いたので,全方向に視差がある自然な立体像が得られ,かつ安価に製造できる。その上にピラミッドを設置すれば,周囲のどの方向から観察しても,ピラミッドの内部に3D物体が浮いて見える。ピラミッド内に実物体を入れれば,仮想物体と同じ空間に共存させられる。コンテンツはUnityというゲームエンジンのシェーダーで実時間合成しているので,インタラクションもできる。
|