研究課題/領域番号 |
16K00364
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
知能ロボティクス
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研究機関 | 富山高等専門学校 |
研究代表者 |
石田 文彦 富山高等専門学校, その他部局等, 准教授 (20345432)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 生体生命情報学 / 知能ロボティクス / 神経科学 / コミュニケーション / 知能ロボディクス |
研究成果の概要 |
2者間実時間動的協調性の実態を明らかにし,コミュニケーションの定量的研究基盤の構築および協調性を操作し最適化するための基礎技術を確立する.低周波領域のフィードバック要素優位の振る舞いと高周波領域のフィードフォワード要素優位による先行運動の振る舞いの再現を目指し,低周波領域モデルと高周波領域モデルとを周波数に応じて接続することにより制御モデルの拡張を実現した.また,追跡運動制御モデルを相互結合し,コミュニケーションモデルを構築し,コミュニケーション状態測定値やその最適化条件探索など実験結果との比較検討した.その結果,コミュニケーション状態を定量的に操作する条件を明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,他者との動的協調性(コミュニケーション)についての定量的研究に関する基盤を構築した.これにより,人-人および人-機械のコミュニケーション支援技術を確立するものと考える.運動速度に現れるリズム成分と運動先行性との関係が定量的に明らかになり,実験者が実験参加者の運動先行性量を制御できる.これを2者間相互作用に応用することで,実験者が2者間相互作用の様相を変え,コミュニケーションの状態をコントロールできる.このことは,コミュニケーションがうまくいっていない状況において,コミュニケーションの状態を最適化するよう支援するインターフェース開発への応用も期待できる.
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