研究課題/領域番号 |
16K00367
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
感性情報学
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
村松 慶一 埼玉大学, 理工学研究科, 助教 (30634274)
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研究分担者 |
綿貫 啓一 埼玉大学, 理工学研究科, 教授 (30212327)
松居 辰則 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (20247232)
田中 英一郎 早稲田大学, 理工学術院(情報生産システム研究科・センター), 教授 (10369952)
木見田 康治 首都大学東京, システムデザイン研究科, 助教 (60632495)
石井 隆稔 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 研究員 (40741591)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 感性評価 / 生体情報 / オントロジー / 感性情報学 / 感性価値 |
研究成果の概要 |
生体情報に基づいた感性評価に関する知見を体系化することで,感性価値認識という心の構造を統一的に理解することを目指し,感性評価に用いる語句を整理することによって感覚同士の関連性について分析を行った上で,視覚,聴覚,嗅覚の刺激に対する主観評価とそれに対応する生体情報について基礎的な知見を得るための印象評価実験を行った.これらの結果に基づいて,実験参加者の認知・心理状態に対応する生体情報データの表れ方の類型化を試みた.その上で,感情や感覚などのユーザの状態を定義したオントロジーを構築した.これにより,感性評価に関わる感情や感覚などのユーザの状態を表現する基盤が得られた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ものづくりの課題あるコンセプトに基づいて商業施設のインテリアを設計する際には,感性価値を創出するために五感を通してユーザが感じる印象や感情を演出することが行われている.本研究では,心理的属性が統合的に判断される感性価値の認識過程を理解することで,設計解を得るために必要な複数の変数を統一的に捉える基盤を構築した.これにより,例えば壁紙の色彩 (視覚),BGMの選曲 (聴覚),アロマの調香 (嗅覚),家具の手触り (触覚),提供される飲食物 (味覚)などのように多岐に渡る設計変数を統一的に記述できるようになり,科学的な知見を共有し,工学的に利用することが容易になると考えられる.
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