研究課題/領域番号 |
16K00409
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生命・健康・医療情報学
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研究機関 | 福岡工業大学 |
研究代表者 |
山口 裕 福岡工業大学, 情報工学部, 助教 (80507236)
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研究分担者 |
奈良 重俊 岡山大学, 自然科学研究科, 特命教授 (60231495)
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研究協力者 |
津田 一郎
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 分節化 / 同期振動 / カオス / レザバー計算 / 同期発火 / 機能分化 / リザーバーコンピューティング / 神経回路 / ガンマ波 / 非線形力学系 / 神経振動 / 脳・神経 / 非線形科学 / 時系列学習 / 神経回路網モデル |
研究成果の概要 |
情報分節化の研究として,レザバーを利用して時系列のクラスタリングに関する研究を行い,時系列を類似した区間ごとにクラスター化して表現することに成功した. 情報伝播については主に次の2件の研究成果を得た.1)搬送波を利用して神経モデルにカオス的ダイナミクスを生成し,カオス的な同期発火を用いることで情報を多重に伝搬するためのモデルを構築し,情報の多重伝播と同時デコーディングが可能であることを示した.2)振動的ダイナミクスを利用して多重情報伝播を行う神経回路モデルを研究し,カオスが「機能的ロバストさ維持及び創発的自律機能発現」に大きな役割を果たしていることを示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究において離点間同期通信,情報の多重伝搬,同時デコーディングという脳的機能の特徴の一部を実現し,情報処理機構解明研究への寄与とした.このメカニズムには同期振動やカオス,位相差,カオス的遍歴,等の非線形ダイナミクスが重要な役割を果たしていることがわかった.この成果により非線形振動現象を通じた脳機能理解や人工知能分野へにおいて役割を果たしたと考えられる.
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