研究課題/領域番号 |
16K00423
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ウェブ情報学・サービス情報学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
岩井原 瑞穂 早稲田大学, 理工学術院(情報生産システム研究科・センター), 教授 (40253538)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ソーシャルメディア / ユーザ行動分析 / テキストマイニング / 意味的関連性 / 時系列分析 / クラスタリング / 実体リンキング / データマイニング / 情報抽出 / アルゴリズム |
研究成果の概要 |
時間経過を考慮した構造的知識の抽出では,編集履歴を有する記事集合から,バースト的に編集が行われた文やフレーズを抽出する手法を開発した.数百からなる比較的大きな記事集合に対し,バースト的編集に関連を持つ語句を抽出する方法を開発し,記事集合の発展とともに重要語句が変遷することが確認できた. ソーシャルメディアにおける投稿の意図分析では,投稿の文章に対し,センチメント分析を適用して,正負の極性ならびに主観的か客観的か,および文の長さ等の多次元データを求めた. これからユーザごとのセンチメントの分布が7―8程度の潜在的な投稿タイプに分類でき,ツイートの筆者特定の精度を向上に応用できることが分かった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,ソーシャルメディアからの情報抽出において,新たにWikipediaなどの編集履歴からのキーフレーズ抽出手法を開発した.編集作業は人間の著者による事項の取捨選択が行われ,サーチエンジンにおける検索語とは異なる,より要約された事項の発展度合いを検出できることが分かった. またツイートなどの短い書き込みを扱う多様なソーシャルメディアが展開されているが,短い書き込みではより鮮明な感情の表出が検出できる.書き込み集合における正負の感情の分布が,ユーザごとに違いが生じることが分かったが,これを筆者特定やレビューの補正などに用いることができる.
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